売上が高い車両=利益が高い車両ではない
長距離便は売上が大きく見えても、燃料、高速道路、残業、車両消耗が増えます。逆に売上が小さくても回転率が良く待機が少ない便は利益が残ることがあります。月間売上だけでは判断できません。
最低限、車両別に集めたい数字
売上、走行距離、実車・空車距離、燃料費、高速代、ドライバー人件費、車両リース・減価償却、保険・税、修繕費をまず揃えます。厳密な管理会計から始めず、毎月同じルールで比較できる状態を優先します。
荷待ち時間にも人件費は発生する
荷主先で待っている間も拘束時間です。荷待ちが多い案件は、売上が同じでも時間当たりの採算が悪くなります。売上÷便数だけでなく、売上・粗利を拘束時間で見る視点が必要です。
車両別→荷主別→コース別へ広げる
1台単位の採算が見えたら、荷主別・コース別に集計します。「忙しいのに利益が残らない」原因が、特定荷主の待機、高速代、空車回送、附帯作業などにあることが見えてきます。
原価が分からないと運賃交渉も弱くなる
国交省の標準的な運賃は、法令遵守の下で持続的に事業を運営する際の参考となる考え方です。自社の実運行原価を把握した上で、標準的な運賃も参考に交渉材料を作ることが重要です。
参考にした公的情報
制度・数値に関する記述は、以下の公的資料を確認して作成しています。
※制度や基準は改正される場合があります。実務判断では必ず最新の公的情報をご確認ください。